ジャニオタの戯言

うつむくその横顔も ふと見とれてしまうから

KinKi Kidsは神話だった。

生きる神話KinKi Kidsに立ち会ってきましたので共有させてください。長いですごめんなさい。


まずコンサートタイトルがこちら。
『Thanks 2 YOU』
訳すと『ありがとうジャニーさん 光一・剛より』です。(個人的解釈)
(ちなみにThanksのTは青くKは赤く着色されています。剛のメンカラは青、光一さんのメンカラは赤です。すぐそういうことしてくるやんKinKi Kids・・・)
みなさんご存知の通り『YOU』といえばジャニーさんの口癖『YOUさ~』なわけです。
そして嵐にとって5が特別な数字であるように、SixTONESにとって6が大事な数字であるように、KinKi Kidsにとっての2は特別な数字なのです・・・(2年前のコンサートでタイトルを考案した光一さんが「お前らこういうの好きなんだろ~?」としたり顔をなさっていたご様子が目に浮かぶ)


タイトルからもう、ああこれはKinKi Kidsによるジャニーさんへの追悼なんだな、と。なんて貴重で尊い場に居合わせているのだろう、と。死ねる。


1発目から愛のかたまりですよ。1曲目から愛のかたまり・・・死ぬしかない。
なんのひねりもなくセンターステージから神々しくご降臨。天下の東京ドーム、やろうと思えば水バシャー!とかファイヤーおらー!とか思いもよらぬとこから飛び出てきたりとか、なんだってできるじゃないですか。しかしですね・・・どでかい会場で5万人を前に、ムービングステージもトロッコもない突出して派手な演出もない、センターステージ1本で勝負できる満足させるのがKinKi Kidsなんすよね・・・かっこよすぎでは??


ご降臨の時点でもう本当に・・・ありがたかった・・・なんせ神話なので・・・KinKi Kidsって本当にいたんですね・・・まさか本当にいるとは思っていなかった・・・でもいましたね。確認済みです。ついに私はKinKi Kidsを直射した側の人間になってしまった。KinKi Kidsを直射した私は直射前の私とは一味違うぜYeah。


あとですね、煽りで
光『私が見てのとおり~・・・?』
客『王子~~!』
のこの流れ最高すぎません??『そうです王子です!もうすぐ41になるけど王子の恰好してます!』とかおっしゃるの最高・・・拙者、自分では王子などとは思ってないがあまりにも王子王子言われるため自ら王子と名乗り出す王子様が大好き侍でござる・・・


タイトルからもうジャニーさんに向けての愛を感じているからさ、それありきであらゆ曲を聴いてしまうんですよ。雪白の月しんどすぎねぇ?


空に浮かぶ雪白の月
見上げるたびに思う
愛しただけ胸が痛む
ぽっかりと穴があいたみたい
さようならと言われるよりも
言う方がきっとつらい


しんどい。
この曲の最後知ってます?『君がいなくなって初めて幸せの意味を知った』ですよ?無理では?無理でした。


愛のかたまり、Red Light、Love in the Φ、雪白の月ときてここで軽めの()MC。本人ら軽くMCとか言うてましたが全然長かったですね。(多大なる感謝)(想像していたKinKi Kidsがそこにはいた)
そしてMC怒涛だし長いし終始面白いし可愛い。全部拾い上げたいけど脳の容量的に不可能。可愛かったな・・・大真面目にしっとり雪白の月歌いあげた直後のMCだとは思えんほど笑った。さっきまで歌詞からジャニーさんに思い馳せたりして自分もしっとりした感じになってたのに・・・めっちゃ笑わせられた。


まだまだかっこつけさせてよ!?とはしゃぐハイテンションな光一さん可愛かった。それ見てフフッてしてるつよし可愛かった。光一さん、つよしの前ではあんな風に笑うんですね(彼女持ちの先輩に片思いする後輩女のような発言)。私がジャニショで購入した公式写真にはあのようなダイアモンドスマイル光一さんは1枚もありません。2人とも楽しそうで嬉しそうで私も嬉しかった・・・はしゃぐ光一さんを見守るつよしの微笑みまじ聖母。光一さんにつよしがいて本当によかった。沼落ち当初は「つよしに光一さんがいて本当に良かった」と思うことが多かったんですけど、いや本当、光一さんにつよしがいてよかったです。運命で奇跡で必然。伝家の宝刀『一律料金』『お前らちょろいな~(ニンマリ)(手のひらで転がす動作)』もいただけて某は満足でござる。


そんでこの後カッコイイ曲が続くわけですけども、個人的にキたのはやっぱりSNOW!SNOW!SNOW!ですね。


心にSNOW!SNOW!SNOW!
涙が降るよ
見上げた空に
はかない奇跡


KinKi Kids、空見上げがち。持ち歌に死別ソング多すぎでは??ってかKinKi Kids、どんな曲も死別ソングにしてしまう魔法使えるからもう・・・


メインのMCは情報量多すぎて反芻しきれない。とりあえず終始可愛かったです。キメるところはゴリゴリにキメておふざけはとことんふざける、この切り替えがすごすぎた。KinKi Kidsにしては珍しいおふざけ曲が3連発続いて、かなり昔の曲掘り出してきて全力でふざけんの。(笑) CDにも収録されてないJr.時代の曲とかデビュー後2枚目のアルバム曲(しかも全く日の目を浴びていない)とか。この3曲は絶対に誰も予想できなかったと思う(笑)(本人らもそのようにおっしゃっておいでた)。歌詞もKinKi Kidsには珍しい今じゃ幻かと思うほどのトンチキ具合で、そういう曲を全力でかっこつけて歌っておられて(つよしはギター光一さんはゴリゴリダンス)、めちゃくちゃかっこいいのにだからこそ笑えるのがさすがだった。至上のエンターテイメント。ジャニーさん絶対楽しんで見てくれてたと思う。


MCでもジャニーさんのお話しが非常に多くて、お二人がまた『ちらほらとジャニーさんの存在を感じるようなコンサート構成になっております(ニュアンス)』なんて言うからより一層ああなるほどThanks 2 YOUですものね、となった。


昔の曲でふざけ倒したら次に歌うが12月4日発売の最新シングルなんだから本当天才だよね。おかげさまで感情の振り幅が大変なことになってた。っていうかもうセトリが全体的に天才。この最新シングル歌ったあと銀色暗号・恋涙・Topaz Loveって続くのすごすぎん??この3曲・・・すべて『作詞:堂本剛 作曲:堂本光一』なんすよ・・・これが3連発・・・やばすぎて息できない。


本編最後にもってきたのがHarmony of Decemberなのも非常に無理では??Harmony of Decemberってな・・・ジャニーさんが曲名考えた曲やねん・・・そして歌詞・・・『君に会いたい いま会いたい 離れた一秒も 僕の思いは夜空彷徨う白い羽さ』『君との日々に僕は生きているよ』やっぱり死別しとる・・・時折天を見上げながら歌ったりすんねん・・・嗚呼・・・


アンコールではボクの背中には羽根があるで再登場。曲終わってから『羽根を授けてくれたのもジャニーさん』だなんて言うからもう・・・情緒が限界突破した。ずっと君と生きてくんだね・・・アンコールの最後、何歌ったと思います・・・?失神しないで心して聞いてください。You…という曲なんですけど、こちら元々はA.B.C-Z主演舞台のためにつよしが作詞を手掛けた曲。それを・・・それをですよ・・・今回このコンサートのために歌詞を変えてKinKi Kidsの曲として披露なさったんです・・・この曲に入る前につよしが『これはKinKi Kidsの友情の歌』と言ったんです・・・ジャニーさんの家族葬の際の光景やその時の思いなどを話しその流れで曲が始まったんです・・・歌詞が・・・歌詞が・・・


君が涙をはじめて見せてくれた
気付かないふり出来なかった
どんな人にも悲しみが流れてる
背中を掌で撫でた


大丈夫ですか?息してます?AED持ってきます?


ちょっと前のつよしソロライブでのMC
『ジャニーさん家族葬のとき、珍しく泣いてる奴がいて、“なに泣いてんねん”って背中さすってたんです』


無理では??光一さん、涙とか人に見せるタイプの人じゃないんです。強くあろうと弱さを仕舞うようなお人なんです。頑固で強がりで・・・つよしのような優しい人だったら気付かないふりだってできたじゃないですか。でも・・・でも・・・あああああああああつよしいいいいいいいいいい
え、なんかもう本当に光一さんにつよしがいて良かった。ここがこの2人の出会う世界線で本当に良かった。私はこの世界に感謝する。ありがとう世界。


KinKi Kidsって、お互い干渉しないだとか最高のビジネスパートナーだとか、深い部分でつながりつつもそういう印象が強いじゃないですか。だがしかしここにきて20年以上を共にしてきてご本人の口から発せられる『KinKi Kidsの友情』というパワーワード。なんかもう無理ですね、情緒が。ええ。この2人以上の2人ってこの世界にいないんじゃないですかね。誰も敵わない。KinKi Kids Forever


今回のコンサート、つよし耳完治してないし終始2人でしっとり歌い上げる感じになんのかな、って当初思ってたんだけど。蓋開けてみたらつよしはギター弾いて光一さんはガシガシ踊って、ってのをベースにしてて、とても良きでした。踊ってる光一さんがめちゃくちゃ好きなんすよね。『今回はキビいかな~まぁ2人のコンサートがあるってだけでとてつもなく喜ばしいことだし全然OK!』って思ってたらめっちゃ踊るしつよしはつよしで超絶イケ散らかしてるしこれだからKinKi Kidsは・・・2年前のコンサートでも『今できる範囲で最高のものを』『それでもやるからには前回を超えなければならない』(ニュアンス)とおっしゃっていたことを思い出し、ああもうそうじゃんだってKiniKi Kidsだもん・・・ってなった(語彙よ)。


アイドルKiniKi KidsのステージでFUNKミュージシャン堂本剛をやれてしまうの強すぎない??KiniKi Kidsとは別で自分のやりたい音楽があってさ、きっとこの場所を得るまでにはありとあらゆる闘いがあったと思うんですよ。でもその末に勝ち取ったんですよね。それもアイドルを捨てずに。あのステージを見ていると、これをやれてしまうのか・・・と震えました。つよしも光一さんもソロ活動にも活発で、それも割と対照的なイメージがありますが、それをこんなに綺麗に重ねてKiniKi Kidsに昇華できてしまうのか、と。あの2人には誰も敵わない。


コンサート終演後、スクリーンには2人の笑顔の写真。ジャニーさんの病室で撮ったものだとのちに報じられました。コンサートのコンセプトの一貫性がすごい・・・KinKi Kidsはジャニーさんの自慢の息子で、至上のエンターテイナー。良かったね、ジャニーさん。これからも空から2人のこと見ててあげてください。


なんかもう本当にすみません長いので暇なとき読書がてら読んでください・・・